2004年12月22日

ペヤング超大盛やきそばの謎

カップめんマニアの心を捕らえて離さない永遠の逸品ペヤングソースやきそば。この製品の超大盛が出たと聞いて、いてもたってもいられなかった人は多数いたことだろう。かくいうオレもその一人。噂を聞いたその瞬間から、絶対食わねばならない!と思い込み、実際に手に取るまでの数日はまったく落ち着けなかった。コンビニではじめて見たときのインパクトは凄かったね。大きさが倍!どどーんと広く陳列棚の場所を占有している。これを食わずにカップめんマニアとは言わせないよ?ってな感じで、強烈な存在感をアピールしているのである。

さて、このペヤング超大盛やきそばでおもしろい経験をしたので書いておきたい。

コンビニで見かけて即購入。早速お湯を沸かし、ドボドボ注ぎ、3分間待ち、お湯を捨て、ソースをかけ、よく混ぜて食った。以上、まったく通常通りいつもどおり食った。ところがこのペヤング超大盛やきそば、恐ろしく激ウマだったのである。本当に声を出したほどだ。「すっげえウメエ!」。通常の2倍の麺の量だというのに、あまりの美味さで瞬く間に平らげてしまった。そして思ったのは「そうか。超大盛り化と共に味も工夫したんだな。さすがペヤングだぜ」ということ。この感動をみんなに伝えねば、と思ったオレはあちこちで「超大盛り美味いよ」と言い回った。

ところがである。超大盛りを食ったオレの知人の一人が「別に普通のペヤングと変わらない気がする」と言ったのである。「え…?」。

「そうか。そういえばしばらくペヤングを食ってなかったな。久々だったから美味く感じたのかもしれんな」と思いなおしたオレは、もう一度冷静な気分で食ってみることにした。
こないだ食ったばかりだというのに再び購入。早速お湯を沸かし、ドボドボ注ぎ、3分間待ち、お湯を捨て、ソースをかけ、よく混ぜて食った。以上、まったく通常通りいつもどおり食った。やっぱり美味いのである。怒涛のように食いまくり一気に平らげてしまった。どういうことだろうか。オレの勘違いなのだろうか。
そのとき気付いたことがあった。いつものペヤングの麺と違って、超大盛りの麺はシコシコしておりソース馴染みもよく実に食感が良かったのだ。一言で言うなら「できたて」。並でも超大盛りでも出来てすぐ食えば「できたて」な筈であるが、超大盛りは本当に「できたて!」という感じがしたのだ。

ここでオレは、昔やった麺を茹でる実験を思い出したのだった。沸騰状態をうまく維持できれば麺質は劇的に改善する、というやつ。つまりこういうことだ。超大盛りは、注ぐお湯の量も超大盛り。お湯の量がとてつもなく多かったので、沸騰に限りなく近い状態のまま持続、なかなか冷めなかった、と。結果、麺が良い状態になったのではないだろうか、と。そう考えたのだった。
ネット上で様々な人々の意見を読んで見ると「ソースが足りない、味が薄い」というのが多い。しかし、オレはこれもまったく感じなかった。麺の具合が良かったのでよく混ざったのかもしれない。
ペヤング超大盛やきそばにはひとつだけ欠点がある。フタに付いているお湯を捨てるアナが小さすぎるのである。超大盛りな湯を捨てるには貧弱すぎるのである。おまけに麺が重いため、フタが外れてしまう危険性もある。これは実際にオレも初回に経験した。フタが麺の重さに堪えられず、お湯を捨てている最中にバコンと外れてしまった。
ということで味が薄いと言っている人々の中には、お湯を全部捨てきれずソースが薄まってしまったりとか、念入りにお湯を捨て続けるうちに冷めてしまったりとか、そういうパターンもあるのではないかと思った。UFOばりのターボ排水アナ付なら、もっと美味くなるだろう。まるか食品の方には、ぜひこの辺を改良していただきたい、と。そう思うしだいである。

2004年12月18日

カップめんを茹でて食べる? 〜 麺の謎

あらかじめ言っておくが、これから書くことはメーカー非推奨の調理法であるし、あくまで実験であるので、試す方はそのつもりで自己責任で行って欲しい。何が起こっても責任は取りませんのでヨロシクで御座います。


前回、カップめんの麺について書いた。ほんの10数年前までカップめんの麺は、もくもくした独特の食感で、本当にまずかった。最近は大食いの人も増え、カップめんを一度に二個以上食う人も珍しくなくなったが、昔の麺ならば不味くてそんなことはできなかっただろう。一応カネボウ社の有名なノンフライなどもあったが、基本はほとんどが、今でもスーパーカップ等でおなじみのあの麺質だったのだ。

その10数年前当時の段階で、既にスープに関してはどのメーカーも一定水準以上になっていた。問題は麺の質だけ。無類のインスタント袋麺好きだったオレは、カップめん(カップラーメン)の麺も茹でてしまえば幾分食いやすくなるのではないか?と考えた。ということで早速実験開始したわけだが、驚くべき結果が待っていたのだ。

カップめん(カップラーメン)も、そもそもはチキンラーメンから発生したインスタントラーメンの進化系であると想像していたオレは、茹でると当然インスタント袋めんのようになるのだと思っていた。ところが実際はまったく違っていたのだ。3分ほど茹でて出来上がったものを見て驚いたね。「これってラーメンじゃん!?」そこにあったのはインスタント袋めんではなく、ふにゃふにゃの「ラーメン」の麺だった!カップめんの麺は、インスタント袋めんを進化させたのではなく、実際のラーメンの麺を改良したものだったのだ。

これで一気に興味の沸いたオレは、カップめん茹で作戦にすっかりはまってしまった。どんなカップめんでもそうなのか、何分茹でるとより本物に近くなるのか、謎は深まるばかり。疑問を解決するには実際に試すしかない。何種類ものカップめんを購入しては茹でて食う実験を毎日のように繰り返した。
実験に使用したのはスーパーカップでかまるが多かった。でかまるを選んだのは、マルちゃんの味付けが昔から好みだったので是非とも麺を美味くして食ってみたかったという理由。スーパーカップを選んだ理由は、これの麺がいちばん食いにくかった(笑)から。この、もっとも食いにくいスーパーカップの麺、これを攻略して陥落させれば最強だと思ったのだ。

さて実験によって判明した事実。茹で時間は、そのカップめんに記載されている待ち時間(3分〜5分)の半分くらいで良いこと。かやくも茹でると本物の具みたいになること。結果、胃モタレ等がなくなり実にスムーズな食感になること。…と、こんな感じかな。驚いたのはスーパーカップの劇的変化。お湯を注ぐだけの調理法で最も不味かったスーパーカップの麺が、茹でる調理法で最も美味くなったのである。ネタみたいだがホントの話(笑)。実は良い麺を使っていたのだね。マズイものは茹でても不味かった。この辺は品質の良し悪しを物語る部分だろう。

さて、これで食いやすくはなったものの、残念ながら本物に近いコシのある麺というわけではなかった。柔らかめの麺が好きな人ならこれで良いが、アルデンテの好きな人にはちょっとオススメできない出来なのだ。そこで登場するのが、そう、ご想像のとおり電子レンジなのである。
電子レンジでカップめんの容器をそのまま使うと容器が解けてしまうので危険だし、スープに毒素が溶け込んでしまうかもしれないし、と思って最初は鍋で茹でていたわけだが、実験でちょっと見るくらいなら良いだろう、と遂にやってみることにしたのだ。
しかし、これも大変だったよ。水からレンジして大失敗したり、途中でお湯があふれてレンジ内がスープだらけになったり。欲が出て、ついいろいろ試してしまったのだね。そうした試行錯誤を経て遂にベストな方法を編み出した。

ここで再び書いておくが、電子レンジでの調理法は危険ですので、くれぐれも自己責任で。何があっても私は責任を取れませんのでヨロシクで御座います。容器が溶けてしまうのでレンジ用の器等にカップめんの中身を移して調理することを推奨します。


というわけで方法。まずお湯を沸かして沸騰させる。容器に沸騰したお湯を入れ40秒から1分間くらいレンジでチン(固さの好みで)。容器を取り出しスープを入れつつ数10秒放置。できあがり。ってな感じだ。アルデンテ状態は短いので早いうちに食べることをオススメ。柔らかくても良いなら急ぐ必要はないが、せっかくならコシのあるうちに、ね。

ここでのポイントはチンしたあと放置することだ。始めのチンでは麺はまだ固いのだが、その後の放置で徐々に本物に近くなってくるのである。これは実に興味深い事実だったね。つまり、ここでカップめんの基本「お湯を入れて放置」に立ち返っているのだ。

多くのカップめんには注意書きとして「沸騰したお湯を使用するように」と書いてある。数々の実験の結果オレが辿り着いた結論もこれだった。入れるお湯の状態で麺の出来が決まるのだった。前回の記事で言いたかった事もここにある。沸騰したお湯を入れて、その沸騰状態を数10秒でも維持できれば、マトモな麺が出来上がるということ。だが実際には不可能だ。日清はそこを劇的に改良したのだろう、と。こういうことなのである。

長々と書いてきた。お付き合いありがとう御座います。
次回は、これに関連して特大の「ペヤングソースやきそば超大盛」について実に興味深い話を。
乞うご期待!

2004年12月16日

日清のカップめん最強

先日新しいカップめんが出ていたので食べてみた。まるトク叉焼麺というやつだ。どこのシリーズにも属しておらず、なぜか単体。それでも日清ならほぼ安心できる。予想したとおり期待度に対する満足度100パーセントだった。

ことあるごとにいろんな場所で力説しているのだが、カップめんを極めるなら、まず NISSIN から始めよ!と言うのがオレの一貫した見解である。日清のカップめんは、どれも一定以上の水準にあるものばかりで、実際これまで日清のカップめんを食って不味かったということは、まず無いと言っても良い。だが味付けや具だけなら、人それぞれ好みもあるし、最高だと言うには説得力に欠けるだろう。ならば、他社のカップめんとの決定的な違いはどこにあるのか。それは「」。麺の出来が他社とは比較にならないほど素晴らしいのである。ラーメンなんだから、まず麺だろ?なのだ。

日清はご存知のとおりカップヌードルを発明した会社だ。独自のノウハウを持ち長年にわたって素晴らしい製品を送り出し続けている(と思う)。独壇場でしょ。ほかのメーカーは、おそらくパテント関連などあってそのノウハウをそのまま使えないのだろうと思うが、それにしても不甲斐ないことこの上ない。アイディアや趣向を凝らしたりする前に、まず麺の改良をすること。これが必須課題。話はそれからだ。

麺が多少ダメでも例えばスープや具、企画力とかが優れていれば行けるんじゃないの?と思われるかもしれない。しかしここでオレは強く言いたい。麺は主食である!と。スープや具も大切であるが主食ではない。主食である麺がまずくて何がラーメンであろうか?ここのところは一般的なラーメン屋にも通じる部分だ。君達、スープに力を注ぐあまりをおろそかにしてないかい?これが言いたいことである。

たかがカップめんを、本物のラーメンと比較するように論じることには、はたして意味があるのか?と思うかもしれない。例えば、カップヌードルというのは「カップヌードル」という食い物なのであってラーメンではない。なのでこれを本物のラーメンと比べるのはナンセンスなのだが、「カップラーメン」に関しては、当のカップめん側が本物との比較を望んでいると思う。ほとんど既成のラーメンに準じた製品ばかりだし。そこまでスープや具など本物らしさに拘るのなら、その前にまず麺の改良をしろ、なのだ。

今や単独王者の感さえある日清カップめんであるが、実は以前からそうだったのではない。10年位前までは他社との違いもそれほどなかった様に思う。それ以降急激に改良が進み一気に他社を引き離したのだ。日清の素晴らしいところは、新製品だけでなく焼そば U.F.O.どん兵衛など既成人気製品における改良の努力も怠らなかったことだろうな。微々たる変化なこともあったが、オレは密かに感じ取っては感動していたものだ。麺の種類は違うものの「ラーメン屋さん」シリーズとか「ラ王」とか、独自路線でも他者を寄せ付けなかったよね。一瞬の実験発売に終わった感があるが、電子レンジ用カップめんも実に美味かった。まず麺ありき。そしてスープも手抜きなし。満足は常に保障されている。まさに NISSIN Good Job!だ。

さて一方的に日清を褒め称えてきたわけであるが、オレは日清様に人生を捧げるつもりは無い。たった一者のみが抜きん出ている状態は業界的には不健康であると思う。必要なものは競争。ここは是非とも他社にこそ頑張って欲しい!これがこの記事の主旨である。


- 次回予告 -
同じようなことはコンビニにもいえる。次回はその辺を。
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