2004年11月09日

初心者の質問

ネット上にある、パソコンや電気製品、ソフトウエア等のサイトで質問に答えているエキスパートと称する人たちは、概して初心者に対する回答に厳しいのが特徴である。彼等の「使用環境を書け」「具体的に症例を書け」といった初心者に対する罵倒は、こういった質問掲示板では日常的に見られる光景である。しかし、オレはこれに関して以前から大変疑問に思ってきた。自分もある部門のエキスパート(自称)だから判るのだが、確かに初心者の質問はマヌケだが、言いたい内容は良く判ることが多いのだ。何故なら、それらの技術を習得する段階で自分自身も遭遇した出来事だからである。そのトラブルがまったく同じものではなくても、似たような事例に遭遇したりしていると「もしこうだったら、こうなっていたのではないだろうか」というようなトラブルの先読みも出来るようになる。技術者とはちょっと違うが、例えばコンサルティングとかする人もそのような先読みの事例をいくつか持って、カウンセリングなどに当たるのではないだろうか。もちろん誤った先読みは墓穴を掘ることにもなりかねないが。

確かに、初心者は自分でろくに調べもせず何でも訊いてくる傾向がある。こういった他力本願な態度は確かにイラツク部分はある。しかし、かといって突っぱねてしまうのも正しい態度とはいえないと思う。突っぱねた時点で自らの発展性も閉ざしてしまうと思うのだ。想像力のない技術者に進歩はない。膨大な「無駄と思われる作業」から「たった一つの本物」を発見するのだ。面倒なのはよくわかるが(オレも面倒だから)、面倒なものの中に案外真理は潜んでいたりするもんだ。
オレなんか、人の失敗の症例とかトラブルなんて興味津々で、聞くとウキウキしてくるもんだが、普通の人はそういう好奇心とかないのであろうか?好奇心のない人なんてツマラナイと思ってしまうが、どうなんだろう。そういえば自分の事ばかり話す人が多いよな。世の中。自分のことばかり話し続けているうち、人の面白い動きを見過ごしてしまうなんてことがないよう気をつけたいものだ。
marcomusi at 09:20 | 東京 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | 雑記
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