2005年01月27日

ログの書籍化の話

時間が出来たのでじっくり読んでみました。ログの書籍化に関する西村博之氏の見解です。
ネットに文章を公開する以上、その言葉が全世界に拡散してしまうのは覚悟のうえだし、むしろそうして広がってゆくことを望んでいる部分もある、と先日書いたわけですが、ひろゆき氏もほとんど同様のことを言っていますね。

現在2ちゃんねるでは書き込みの際に以下のような確認の文章が出ることになっています。

投稿確認
・投稿者は、投稿に関して発生する責任が全て投稿者に帰すことを承諾します。
・投稿者は、話題と無関係な広告の投稿に関して、相応の費用を支払うことを承諾します
・投稿者は、投稿された内容について、掲示板運営者がコピー、保存、引用、転載等の利用することを許諾します。また、掲示板運営者に対して、著作者人格権を一切行使しないことを承諾します。
・投稿者は、掲示板運営者が指定する第三者に対して、著作物の利用許諾を一切しないことを承諾します。


著作者人格権に関しては 絵文録ことのは さんのブログ記事が、判りやすく非常に参考になりますので是非読んでみてください。

以上を踏まえますと、西村博之氏もアスキーさんもまったく無問題ってことになりますね。彼等の主張どおりです。


さて投稿する側の気分はどうか、ってことで自分のことを例にとって考えてみました。
かつてオレも、引きこもり時代(笑)に 2ch にスレッドを立てたことがあります。

たとえば、これ→ ファンタ・ゴールデンアップルの存在

このスレッドの1が実はオレなわけなんですが(シリーズ化したPart2以降の事は忘れた)。
おもしろかったなーこれは。結果的に真相がほぼ解明され、幻といわれたファンタ・ゴールデングレープ復刻までされました。いろんな方が情報収集に奔走し、新たな事実も判明したし、同世代と思われる連中の興味深い体験談も多数読めたし、満足度はほぼ100%だったといっても良いでしょう。

もし仮に(ま、ありえないけど)このスレッドが書籍化されると決まったらどうだろうか、考えてみました。う〜ん。悩むところですねー。嬉しいようなそうでもないような。やっぱり、勝手にされたらあんまり良い気分はしないかもしれないけど、正直わからない。
今回「このスレッドの1は自分である」とカミングアウトしてしまっていますが、そうでなければ、書籍化に当たっては西村博之氏に話が行くわけで、その結果オレに無断で書籍化されようとも、なんら問題はないのですね。そして、出版されてしまった後にでも「あれの1は(1に限らず)オレだよ〜ん」とか言えばいいだけの話、って気もします。スレッドを立てた目的は既に達せられているわけですしね。
しかし、名乗り出ることで権利や利益が発生してしまうのなら、名乗り出たもの勝ちになってしまうわけで、毒男板のように名乗り出られないと思われる人が多数な場合、また新たな問題を生んでしまうような気がしますね。

では、自分が「まとめサイト」を作り、それが出版されたらどうか。これは自分だったら罪の意識を感じるでしょうね。スレッドは自分(1)の所有物ではないし、やっぱりオレ自身の気分としても、編集したってだけで自分の著作物呼ばわりするのはオコガマシイというのが根底にあります。編集者としての報酬が発生するのなら構いませんがね。
この辺は、音楽家とディレクター、作家と編集者とか、それぞれの立場で見解は異なるでしょう。オレ個人の考えはそうである、ということです。

結局、結論は(今回は)出ないですね。
いずれにせよ、2ちゃんねるは西村博之氏のものであり、書き込む人々(住人)は利用させてもらっている側だという、当たり前だが普段あまり意識していない事実に改めて気付かされた、というところでしょうか。
メディア側も、つまんない事で突っ込まれないよう、準備段階の手間や努力を惜まずに賢く立ち回って欲しいものです。


最後にひとつ。
ログを読ませてもらって感じたのですが、西村氏にしろ彼に賛成する人々にしろ、正論を言い過ぎているという点が非常に気になりましたね。もちろん先に書いたように、彼等は正しいのです。以前も書きましたが、彼等はまるで10年前の自分のようでもあります。だからこそ判ってしまうというか、見えてしまうというか、正論に頼りすぎているとやがて痛い目を見るときが来る、ということですね。若いときはああいうこと言うの楽しいですから、気付かないでしょうけどね。もちろん痛い目を見ないで済む人も居ます。そうなることを祈りますが。静かに見守っていましょう(笑)。


もし余力があれば、次回はネットからのパクリについて書いてみたいと思います。これは身近に被害者(?)が居たので。書けたら突っ込んで書きたいと思います。
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