2005年01月11日

「毒男」出版関連

既にメディア等でご存知の方も多いでしょうが、凄いことになってきました。掲示板のレスをそのまま本にする企画第二弾。当たり前ですが大反響となっているようです(おなじみ電車男の時刻表さんから)。

多くの人は、自分が書いたレスが勝手に書籍化されることについて文句を言っているようです。オレも書き込みを何度も行っていますので(別板)、それについては他人事ではないですが、果たしてその自分の書き込みが勝手に使われたらオレ自身不快に思うだろうか、と考えてみたところ、どうもそうでもないような気がする、と意外な結論が出ました。オレの書き込みがどうなったらいちばん嬉しいだろうか。それは人に読まれることです。何らかの反応なり波紋なりが発生すること。ネット上に書いているという時点で、それはもう公のものですね。本になろうとなるまいと大勢の人の目に触れることになる。いろんな人々に伝聞として伝わってゆく。それで満足ですね、オレは。ネット上の文章はそういうものだと予め知った上で、覚悟して書き込んでいます。オレの文がどこかの馬の骨氏に勝手に使われようとも構わない、と。

さて、このように書くと今回のこの事件について肯定であるかのように思われるかもしれませんね。

ここで逆を考えてみましょう。オレは音楽を作っている人間です。それを売ってお金も発生している。物を創るのは大変ですよ。何もないところから生み出すのです。無い頭をフル回転させて、必死に生み出し、なんとか形にします。もしこれが、例えばメロディやコード進行、リズム、歌詞などの素材がネット上に無数に転がっていて、それらを拾って組み立てるだけでいいのなら、負担はとてつもなく軽くなります。
もちろん、組み立て方にもセンスがあります。組み立てるにも労力を使います。これも立派な仕事です。しかしまったくのゼロから生み出すのと比べると、はたしてどうでしょうね?
はたしてどうでしょうね?
はたしてどうでしょうね?
はたしてどうでしょうね?

雑誌ならともかく、ネットからかき集めた発言まとめてにしようって言うんですからね。リミックスの一種かなんかのつもりなのでしょうか??

ひろゆき氏も出版社(株式会社アスキー)もまったく問題がないと言っているようです。そうでしょう。問題はないでしょう。ただ倫理としてどうなのかって話です。禁止されてないなら何をやってもいいのか?
…残念ながら商売の世界は「なにをやってもいい」のです。なにをやってもいいのですが、その辺の寸止め加減に、如実に人間性育ちの違いが現れるのだ、とだけは言っておきたい。
かつて欧米に散々揶揄された倫理観。いまだ健在。


追記。
この情報が放送されたのは 情報ライブEZ!TV で、オレが見たのもそれです。他のメディアでもとっくに紹介済なのかと思っていましたが、そうでもないらしい(1月11日現在)。しかも肝心の本の内容については、当の西村博之氏も知らない部分で出版社側が勝手にコトを進めている模様(!)。
以上、「青い空は大嫌いだ水色の空は大好きだ」さんからの情報でした。
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Excerpt: フジテレビの情報番組「EZ!TV」にて放送された内容に2ちゃんねるのあり方が大きく揺らいでいます。今年2005年のエンタメ界で何が流行るのかという内容の特集で、昨年大ヒットした「電車男」の新潮社に続け..
Weblog: 青い空は大嫌いだ水色の空は大好きだ
Tracked: 2005-01-11 18:23
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